病気の種類によって異なる治療法|放射線治療が必要な場合

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治療の難しいがん

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高齢になるほど多い

胆管は肝臓から消化液の一種である胆汁を十二指腸まで流す通り道です。ここに発生した悪性腫瘍が胆管がんです。女性より男性に多く、40歳代以下の発症はまれで、高齢になるほど多くなり、加齢がリスク要因のひとつです。初期症状はほとんどなく早期発見が難しいがんです。胆管がんの患者が最初に受診したときに訴える症状は、黄疸、便が白くなる、尿が茶色っぽくなる、皮膚のかゆみなどです。これらは胆管内にできた腫瘍によって胆汁の排出がさまたげられることによって起こります。さらに、右脇や背部、みぞおちなどの痛みを訴える場合もあります。さらに進行していれば、体重減少、貧血、食欲不振、身体のだるさなどがみられるようになります。胆管がんは早期発見が難しく、胆管がんと診断された場合にすでに進行がんであるケースが多いがんです。

早期発見が難しい

胆管がんの原因はまだ明らかではありませんが、先天的に膵管と胆管が途中で合流してしまう膵胆管合流異常症では膵液が逆流するため、その刺激を受けて胆のうがんや胆管がんの発生頻度が高くなります。また、胆石症、胆のう炎、胆管炎などの既往がある人もリスクが高くなります。さらに肥満の人、高脂肪高カロリーな食事も発生頻度を高めます。胆管がんの治療は手術、化学療法、放射線療法を組みあわせておこなわれます。手術適応となるのは、周囲の臓器、血管、リンパ節に転移がみられない場合です。手術をおこなえたとしても、胆管がん患者の1年生存率は70%、5年生存率は25%ほどです。もともと早期発見が難しいこと、早くから転移をおこしやすいこと、胆管の周囲には重要な臓器や血管が多く難しい手術になり、腫瘍周囲を大きく切除するのが困難なことなどが原因にあげられます。